ユナイテッドVSチェルシー

この試合、マンUtdの気迫勝ちだったと思う。伝統とビッグクラブというプライドに恥じることなく、勝利への執念を感じた試合だった。確かに私はチェルシーというチームが好きですが、このチームを好きになった当初の理由は、自分のイングリッシュネームと同じ「チェルシー」だからという極めて単純な理由だっただけで、試合を見て好きになったという訳ではない。むしろ、私がプレミアを見始めた時は、ユナイテッドに強い魅力を感じていました。ですから、私にとってのユナイテッドは、「強くなければならない」のです。「魅力的でなければならない」のです。だから、この試合で、あの面子で、チェルシーに勝ったユナイテッドは、素晴らしかった。いや、今私の気持ちをどう表現しようか悩んだんですね。3〜4年前なら決して「チェルシーに勝ったユナイテッドは素晴らしかった」なんてコメントは、どう考えてもありえない表現ですから。あくまで私にとってはですが、いくらチェルシーが強くなろうが、お金持ちクラブになろうが、もちろん私が愛するのはチェルシーには違いないのですが、でも、でも、ユナイテッドのユニフォームを着る選手は、その名と伝統に誇りを持ってプレイしてほしいと、常に王者の貫禄を持ち続けてほしいと、そう思っているんですね。

以上感情的なコメントでしたが、少し試合を振り返って・・チェルシーはこのところ確かに調子は良くない。カーリングカップ、CL、そして今回と負けも続いている。失点も多い。その理由が、単に選手が疲れているというだけではないと思う。チェルシーは基本的には引いて守るチームです。でもそれは、ただ引いて守ってカウンター一辺倒って訳ではない。相手FWに裏を取られないための戦略であって?(そうだと思うのだけど・・違うかしら・・オフサイドトラップもあまりしてるのみたことないのも、番を期してという気がする)ただ、常に引いている訳ではない。ただ、2列目との間隔が非常に絶妙で、ここにスペースができることはあまりない。そして、今までは大方、3ボランチが優秀でここでボールを奪うことが出来たのですが、相手チームからしてみたら、そこを押さえたら、何とかなると、普通は思う。当然理屈で解っていても、チェルシーボランチは、やはり優秀なのでそう簡単にはいかなかった。でも、ここにきてそれが、何とかできると言うことが分かって来たんじゃないかと思うのですね。ランパードは、連続出場記録を更新する勢いで試合に出まくっているから、疲れはあるに決まってるし、マケレレだって年齢的にきつい。エッシェンは若くて素晴らしい選手だけど経験という意味ではまだ少し。で、チェルシーはここでボール奪えないとなると、引いて守ってるDFは、いくら高さがあって強いとはいえどうしてもピンチを招く。

前半17分頃だったか、ルーニーが左サイド、持ち前のスピードでボールに追いつき、中へ折り返したところにどフリーだったスコールズが強烈なミドルを放った訳ですが、スコールズをどフリーにさせた事に不安を感じる。

得点シーン、30分頃かな、Cロナウドのクロスに、フレッチャーがヘッドであわせてゴールになりましたが、Cロナウドに対するマークも甘かった。

勿論、チェルシーだってチャンスは何度かあった訳ですが、もうその辺はいつもの感じなので割愛・・てかドログバ、強くて上手くて速いのは十分わかったから、そこで決めてくれ(笑)

後半エシアンに変えてアイダー投入。これで攻撃の流れは変わったわけですが、ファン・デル・サールの好セーブもあり、得点には結びつかない。

で、私さんざん、スミスにボランチは無理と言っていたけど、撤回・・頑張ってた(^^;

チェルシーは、失点すると(必ず前半)、前がかりになり、この試合でもそうでしたが3バックにしたりして攻撃的にしてくるんだけど、あれだけの面子が揃っていたら、そりゃ、相手が疲れたところを見計らって得点もできるだろう。でも、前のベティスにしても今回のマンUtdにしても、ああやって気迫こめられたら、点入れられない事も十分ある。

今後モウリーニョさんは、どうしてくるかが楽しみではある・・