嫌韓流

昨日、友達から借りてきてざっと読みました。大きな意味での感想は、ここに書かれてあることがおおよその事実なら、韓国が歴史を捏造しているのと同様に日本もその事なかれ主義から歴史を捏造しているという事になる。結局こういう形でしか事実を知ることができないのですね。多くの私たちは、この生ぬるい日常が心地よく、横からグチグチと言ってくるお隣さんを煩わしく思いつつも、面倒な事になるのを避け続けてきたツケが貯まって来て、ようやっと、このままで良い訳がないと気がついて来たという訳なのでしょうか。確かに私自身も何も知らず聞かされるがままの事を鵜呑みにして疑う事をしなかった。少し調べれば解りそうな事がこの本には沢山書かれてありますが、それらを私は全く知らなかったし、この本の主人公と同じく、事実を聞かされて驚いていた。

例えばイギリスとフランスもその歴史からもお互い嫌い合っている節がある。以前、行った旅行先のレストランで、フランス人と思われる人が、席を案内する人に堂々と
「イングリッシュスピーカーの居ない席にしてください」
と頼んでいたのに驚いた事がありますが、お互いあまり良い感情を持っていなくとも、この国同士は、きちんとした付き合いをしている。私は、日本と韓国も、こうなれれば良いのに・・と思っていましたが、今のままでは到底無理ですね。朝鮮人も、日本人も、正しい過去を知り、それを受け入れて、お互いを認めあう事ができなければ、友好関係など築ける訳はない。日本側はともかく、韓国も北朝鮮も中国も、一般の人たちに対しては、情報もかなり規制していますし、都合の良い事しか伝えず、都合の良いように事実を変えてしまうお国柄では、それを望むのは絶望に近いのかもしれない。

そして日本人であるにもかかわらず反日感情を植え付けられてしまっている私たち自身も大きな問題をかかえている。この本の中に、「朝日新聞」についての事も述べられていましたが、親の職業柄か、ウチは3社の新聞を取っていまして、その中に朝日新聞も含まれていますが、確かに朝日新聞は左寄りですね。読んでいて疑問や不快感を感じる事はよくあります。納得がいかず、抗議のFAXを送ったことも数回。ただ、そんな朝日を擁護するつもりはありませんが、左寄りとはいえ、多方面において他の新聞よりも深く掘り下げられて述べられていますし、コラムなども質が高く感じる。かなり偏りが見受けられる事もありますが、読み物としての観点からか、正直私は、まず朝日から読みます。でも、複数の新聞を取っているという事は、意外と大切な事だと言う事にこの本を読んで、再度認識をした。これからは、時間が許されれば、なるべく多くの新聞に目を通そうかと思う。・・いや、やっぱ時間的に無理かな。でもなるべく心がけるとしよう。

せっかくなので、この「嫌韓流」についての、細かな感想も書いていきたいと思っていますが、とりあえずの更新はここまでで・・