宮本さんのコラムBY朝日新聞

友達から、「朝日新聞に宮本さんのコラムが載っている」とメールを貰い、見てみた。

サッカーはシステムがすべてではない。ただ、今の日本代表にとって3−5−2がいいのか、4−4−2がいいのかを考えたとき、僕は3−5−2がわかりやすいと感じている。この1年間、ほぼ3バックでやってきていて慣れているからだ。
 敗れたイラン戦は4バックだった。ジーコ監督から説明はなかったが、前の試合まで3トップ気味だったイランの攻めに対応するため、最終ラインの枚数を増やしたのだろう。
 試合で、イランは2トップだった。でも、そういう練習もしていたという情報もあったので、想定内だった。そんな大きな混乱はなかった。
 ただ、難しかったのは、事前のドイツ合宿で4バックを練習し始めた時と、欧州勢が合流したイラン戦のメンバーが違ったこと。みんなで合わせる時間が、イラン入りした翌日しかなかった。
 そのせいか、チーム全体が何かしらの不安を持っていた。FKからのこぼれ球をハシュミアンに決められた最初の失点。あんなに守備ラインを下げるようなFKじゃないのに、下がってしまった。あと5㍍前にいれば、こぼれ球が相手の前に転がったとしても、あんな近くからシュートを打たれることはなく、止められる可能性はあった。
 普段なら誰かが気が付くような簡単なことを誰も気づけなかった。システム変更が理由かどうかはわからないが、心理状態がいつもと違っていた。
 理想はドイツ合宿から出場メンバーが一緒に練習することだった。一昨年のコンフェデレーションズカップは4バックだったが、練習と試合を重ねたから違和感はなかった。3バックでも4バックでも、時間さえあればどっちでも戦えると思っている。

自力で打ったわ(^^;