人種差別かぁ・・

生まれた国、育った環境、どのように教育されたかで、人格と言うモノが形成されます。もちろん持って生まれた性質というのもありますが、モノの見方、考え方は、おおよそ外的要因の方に強く影響されるのではないでしょうか。

もちろん、人種差別はしてはいけないことです。まっぴーもなるべく先入観を持たないで人と付き合いたいと思っています。

まっぴーの部活にAさんという子がいます。この子は私と同じ1年生なのですが、そもそもこの子と私の出会いは、入学式前、制服を作りに学校へ行った時。Aさんは、何かを私に質問してきたんですね。でも私もよくわからなかったので
「ごめ〜ん、よくわからない」
と答えたら
「なんでわからないの?!さいあく〜!」
と怒られ、ビックリした記憶があります。そして部活でのAさん、先輩に対しても全く気を使わず、気に入らないと相手が誰でもくってかかり、周りみんなが立って歌っていても自分が疲れると一人堂々と座ってしまうし、夏の暑い最中、みんな我慢して練習している中で一人ペットボトル片手にお茶飲みながらダラダラとやり、少しでも体調が悪いと堂々と早退していくし、その様子たるや、私たちにとっては凄いインパクトなんですね。ですから、その子が、中国から来たと聞いた時、みんなで

「あ〜なるほどね〜そんな感じするよね〜」

と言ってしまいました。それは人種差別的発言ですよね。ただ、日本では、先輩には敬語で接するとか、自己主張よりも周りと合わせる事を良しとされ、周りの誰もがしてないことを一人堂々とすると、驚異の目で見られ、場合によると軽蔑されるといった傾向にあるのが日本という土地柄と日本人だと思うのですね。その中で、巨大な中国大陸で育ったAさんは、自分にとって普通の事を普通にしているのだと思いますが、日本の高校の中ではかなり、浮いた存在になってしまうのだと思います。

海外へ旅行に行って思うのは、本当にイヤと言うほど自己主張し合わなければならない事。100パーセント相手が悪くても、相手が自分を正当化するので、こちらも、自分の方が正しいと主張しなければなりません。もちろん、その様な国ばかりでも、そのような人ばかりでもないと思いますが、大人しい日本という国で育った私は、やはりそういう状況に合うとため息がでます。

モノの見方考え方、情勢、全て異なりあった所で育った私たちが、本当の意味での差別をなくしてつきあっていくのは理想でありながら、思っている以上に難しい事の様に思います。

ウチの近くに韓国料理のお店が出来、昨日そのお店に行ってきました。お店の人たち全員韓国人。とても気さくで感じよく、お料理もとても美味しかったです。素敵な外国人の方と出会えると、こちらもとても嬉しい豊かな気持ちになりますね。