アメリカ産牛肉輸入解禁について

私は基本的に反対ですね。

牛海綿状脳症(BSE)は、牛の脳の中に空洞が出来てスポンジ状になる病気で、人間が同じ状態になる病気をクロイツフェルト・ヤコブ病 と言うのだけど、牛の場合、肉骨粉を食べさせられた牛がBSEに感染する危険性があり、その牛肉を人間が食すと、「新型クロイツフェルト・ヤコブ病 」にかかる危険性があるという疑いが持たれているため、BSE感染した牛肉や、肉骨粉を食べさせられた牛の肉は食べないよう、注意されている。が、まだそれも謎が多く、はっきりと因果関係が照明された訳ではない。そしてBSEは、遺伝性も伝染性も無いとされている。危険な部位は、脳や脊髄、眼球、あと、潜伏期間が4〜5年?ほどあるため、2歳未満の牛なら大丈夫とされている。が、しかしそれらも確実に確かであるかと照明されている訳ではない。

その程度の知識なら私でも持っているし、BSE感染した牛肉の危険性を知るのに、これ以上の知識は特に必要ではないでしょう。

で、米国は、今回生後20ヶ月未満の牛で、危険部位を取り除いた牛肉しか輸出しないと約束しているという事ですが、それがどこまで信頼できるかという事。そして、肉骨粉ですが、牛には使用してないとしているが、鶏や豚には依然使用している。いづれにしても、米国は、日本よりもずっとずさんな管理をしているというのは否めないので、私はどうも信用できない。ただ、「全頭検査をすれば安全である」という多くの日本人の考えも疑問であるが。絶対検査漏れはある。少なくとも肉骨粉が存在する限り、私は米国の牛肉は完全に安心できるとはいえないと思う。

信用できなければ個人が買わなければ良い、という話であるが、外国産を国産と偽って販売する業者もあるし、加工牛は?外食は?と、個人ではどうにもならない問題もある。

という理由で私は反対です。まぁ、決まってしまった訳ですが・・・