女系天皇容認大反対

女系天皇容認」どうもこのテーマは、重すぎて思う事は色々あってもなかなか文章にできなかったのですが、有識者会議とやらから正式に「女性、そして女系天皇容認、強いては皇位継承権も男女問わず年齢順」が小泉首相に提出され、首相も「大変意義深い・・来年の通常国会に法案を提出する」と言うコメントもあったので、ちょっと書いてみようと思います。

小泉さんは、かねてから男子直系にこだわりはなかった様ですが、女系天皇を容認すると言うことは神話の時代から2600年続いてきた「男系のみが皇位を継承してきた」という伝統、歴史、文化、それを簡単に壊そうとしています。源頼朝も、織田信長も、過去の誰もが、「これだけはしなかった」事を、小泉首相はしようとしています。私には、小泉さんが、自分の時代に「郵政民営化」だけではなく、もっと大きな仕事をしたという事を歴史として残しておきたいという野心からきてるのではないかと思えてならない。なぜ今早急に決めなければならないテーマだろうか?「女性天皇」は過去にも存在した訳だから愛子様天皇にすることは、問題は無いと思う(愛子様は男系ですから)ようは、その子供が天皇になれるか?というのが、つまり女系容認って事になるのですが、その時代が来るのはかなり先です。それなのに、このような大きな問題を、いとも簡単に決めるのはいかがなものだろうか?

民主主義だの、男女同権だのと言われる方もいますが、ちょっと乱暴な言い方になりますが、それを当てはめることができないのが皇室だと思います。皇室というのは、我々が住んでいる世界とは違います。私たちの社会とって、民主主義や、男女同権は当然必要な事ですが、しかしこの二つは、時代と共に変わっていくものです。でも、2600年続いた、まさに奇蹟としかいえない、私たちの先祖が守ってきた伝統を、完全に男系が途絶えた訳ではなく、まだ方法も望みも残っているにもかかわらず、時代の流れ的なモノのみかたで、簡単に壊していいものでしょうか?

ついで付記しておきますと、世界的にみた天皇の格は、ローマ教皇と同等(もしくは上)とされる最高の位置にあります。イギリス王室とか、他の王室と似て非なるものです。女系天皇が容認されると言うことは、それが崩れていくと言うことになります。